底以外は弁柄色の漆塗りと思われる、時代物の錠前付銭箱(ぜにばこ)です。天板には、槌目(つちめ)のある大判小判を想起させる楕円状凹凸鉄板が鋲で固定され、中央に投入口(6㌢×7㍉)が開けられています。小判なら投入できる開口です。江戸時代に使われていたものだと思います。
江戸時代の銭箱の多くは、薄い塗り、厚手の木箱、鉄鋲の使用も、施錠は可能、小さな投入口、或は天板の半分を開け投入する、といったシンプルな構造。
出品の銭箱は、下でも説明しますが、弁柄漆塗り、槌目大判形状の投入口、鋲止め隅金具、銅の持ち手や引き手、二杯の引き出し、施錠直角平鉄と錠前、などシンプルな構造のものよりも高級なものです。
ちなみに、「銭箱」は「銭函」とも書くようです。北海道「函館(はこだて)」の「函(はこ)」です。
天板には、①四隅に鋲止めの鉄の隅金具、②銅の持ち手と左右の当り止め、③投入口が開けられた鋲止めの大判型凹凸鉄板、④引出し防止用直角平鉄(厚み約2㍉)とその固定金具、などが取り付けられています。
底部の四隅にも鋲止めの隅金具が取り付けられていますが、若干浮きのある金具も。
前面からは、⑤上下段二杯の引き出しの開け閉め、⑥引出し防止用直角平鉄施錠用錠前の解錠施錠、などを行いますが、下段引き出しには銅の引き手と施錠環、上段引き出しには引き手代りの指穴、などが設けられています。
錠前を付属の鍵で解錠し、直角平鉄を跳ね上げ、引き出しを開閉します。
経年や使用による、銭箱の汚れや変色、錆、傷や凹みなどは否めませんが、変形やガタツキはほぼなく堅牢さは維持されています。左側面のヒビなど、木材の元々のものもあります。
錠前や付属の鍵の汚れや錆、傷なども否めませんが、鍵で錠前の解錠が出来、施錠状態も特に問題はありません。
大きさ(㌢)重さはおよそ次の通りです。
【銭箱】
横幅18、奥行30+4(錠前)、高さ21.5
重さ2650㌘(重量感有り)
【上段引き出し】
外寸:横幅15.4奥行27.9高さ4.8
内寸:横幅13.2奥行25.7深さ4.3
【下段引き出し】
外寸:横幅15.3奥行27.9高さ7.7
内寸:横幅13.2奥行25.6深さ7.2
アンティークコレクションに、インテリア兼収納箱に、自由な発想で活用していただければ幸です。なお、重量物であり、落下、ぶつけ、また鍵の紛失には注意下さい。
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